保育士の働き口は多数ある

子供好きな人は、やはり子供と関わる仕事に適しています。積極的に子供と触れ合えることはもちろん、子供の気持ちになって物事を考えることができるためです。

子供と関わる仕事には、例えば保育士があります。基本的には保育園で預かった子供の世話をするのが仕事の内容ですが、保育士には保育時間の中で子供に生活習慣や社会性を身に付けさせるという役割も持っているのが特徴です。また、その保護者に対しても、必要であれば保育士が子育てのアドバイスを行います。子供だけではなく、保護者にも信頼されるのがいい保育士だといえるでしょう。

保育士が求められる職場は保育園だけではありません。児童養護施設や児童自立支援施設などで、特別な事情があって親元を離れている子供の世話や支援をすることもあるでしょう。または、児童館などで子供と一緒に遊んだり、遊び方を指導する仕事をしている保育士もいます。さらに、企業や病院などの託児所でも保育士のニーズが高まっていることから、そこで働く保育士も増加しているようです。

保育士になるには保育士資格が必要です。保育士資格は大学や専門学校などで保育士養成課程を修了するか、保育士試験に合格すると取得することができます。保育士試験は各都道府県で年に1回行われ、筆記と実技の試験を行いますが、実技は筆記に合格した人のみ受験が可能です。大学を卒業していなくても受験することはできますが、毎年の合格率は10~20%とやや低めになっています。