障がいを持つ子供をサポートしたいという方におすすめの職場が、児童発達支援センターです。児童発達支援センターとは、心身の障がいをもった未就学児に向けた通所訓練施設のこと。施設には、福祉サービスを提供する「福祉型」と、福祉と医療サポートを行う「医療型」があり、両者とも障がい児支援の地域の中核的な役割を担っています。
施設では、児童発達支援管理責任者を中心に、臨床心理士・保育士・作業療法士・理学療法士・看護師・医師など多様な専門家がチームになっています。現場ではチームが一丸となり、子供たちに生活に必要な知識と動作を教えたり、集団生活に適応するための訓練を実施したりしています。その他、障がい児のご家族の相談支援業務に応じたり、保育所や教育機関へ訪問して指導をしたりと、地域全体を視野に入れたサポートも大事な仕事です。
施設内には、さまざまな職業の専門家がいますが、今回は看護師にスポットを当てて詳しい仕事内容に触れていきましょう。看護師の仕事内容は、子供たちの健康管理と生活介助がメインになってきます。また、親御さんが悩みを抱えている場合は、相談を聞いて医学的観点からアドバイスをします。ちなみに、病院における治療のような医療行為はほとんどありません。
障がいを持つ子供たちの教育に直接関わることができるため、子供好きな人にとっては、非常にやりがいが大きい仕事です。医療の視点を活かしながら、子供の成長を側でサポートしたいという方は、児童発達支援センターを職場の候補にしてみてはいかがでしょうか。